今月号のジャズ批評(No.197)の特集は、ジャズ・レコード誕生100年を記念した「ジャズ100年の名曲&名演」がテーマで、60人が各々10曲を選んでいました。100年間でわずか10曲を選ぶということで、悪戦苦闘されたと思われる方も見受けられました。記念すべき「きまぐれブログ」の第一号ということで、私も挑戦してみました。

①Louis Armstrong  /  West End Blues (1928)

ジャズ批評でも多くの方が選んだサッチモの名演です。

②Billie Holiday&Lester Young  /  When You’re Smiling (1938)

私の人生の最後に聴きたいのは、この曲です。

③Lionel Hampton  /  Stardust (1947)

御大のバイブが最高。会場の興奮が伝わるライブ感も満載。

④Sonny Rollins  /  St. Thomas  (SAXOPHONE COLOSSUS 1956)

SAXOPHONE COLOSSUS は、これまで数えきれないほど聴きましたが、聴き飽きません。

⑤Count Baise Orchestra  /  Lil’ Darlin (BASIE 1957)

スローな曲なのに至高のスィング感。Fredy Greenのリズムギターが要。

⑥Ella Fitzgerald  /  These Foolish Things (ELLA AND LOUIS AGAIN 1957)

ボーカル代表ということで選びました。(②ではビリーホリディが歌っていますが・・・)

⑦Miles Davis  /  So What (KIND OF BLUE 1959)

やはりマイルスは偉大ですね。(どのマイルスにするか迷いましたが・・・)

⑧Oliver Nelson  /  Stolen Moments (BLUES AND THE ABSTRACT TRUTH 1961)

50年代後半から60年代前半のジャズの黄金期を代表するメンバー達のブルースの名演。

⑨Michel Petrucciani  /  Looking Up (SOLO LIVE 1997)

80年代~90年代を駆け抜けて逝ったぺトルチアーニの代表曲。元気がでますよ。

⑩Chris Thile&Brad Mehldaw  /  Don’t Think Twice, It’s All Right (CHRIS THILE&BRAD MEHLDAW 2016)

ブルーグラスのマンドリン・ボーカルのクリス・リーシーは、初めて聴きましたが、メルドー
の熱演と相まった演奏は、この数か月間の新譜では、一番のお気に入りです。音楽界から初の
ノーベル文学賞のボブ・ディランの代表曲という点も考慮して選びました。

以上、今日現在の10選です。100年を意識して、1970年以降も入れなくてはと、思いつきで入れましたので、何日か経過して再考すると入れ替えがあるでしょう。①~⑦は不動ですが、やはり私も悪戦苦闘組ですね。