The New York City Jazz Recordを読んで感じたこと。

33年前に、損害保険の研修で米国に行った仲間達とは、今もつき合いが続いています。ジャズ好きのT氏とN氏とはシカゴ、ボストン、ニューヨークでライブを聴きまくりました。初めてのニューヨークで、憧れのビレッジ・バンガードやスウィート・ベイジルなどに毎夜のように行ったことは、かけがえのない経験となっています。
そのT氏が今般ニューヨークを訪問。お土産として、ニューヨークのジャズの情報が満載の今月号の「The New York City Jazz Record」という冊子(48ページ)をいただきました。

冊子には、毎日のライブハウスの出演者やミュージック・チャージなどの情報が5ページにわたって掲載されています。これを眺めながら感じたことを、つれづれに下記してみます。

①ミュージック・チャージ
1984年の研修時や1993年までの5年間のサンフランシスコの駐在員時代は、ビレッジ・バンガードやブルーノート、サンフランシスコ近郊のヨシズなど一流のライブハウスでも、チャージは$20程度だったように記憶しています。
冊子に掲載された情報から下記のとおり抜粋してみます。

・Ron Carter  with Benny Golson and Wallace Roney  /  Blue Note  / US$ 45
・Pat Martino /  Iridium / US$35-US$45
・David Murray  Quintet  /  Village Vanguard / US$30
・Bill Charlap Trio  with Peter Washington , Kenny Washington /  Dzzy’s Club  / US$35

私が聴いたころと比べるとそれなりに高騰していますが、上記メンバーを日本で聴こうとすれば、ミュージック・チャージだけで1万円前後することを考えると、安いですね。ちなみに上記のギタリスト、Pat Martinoは、今月末に日本のコットンクラブに出演していましたが、コットンクラブは、8,500円(自由席)~9,500円(指定席)とほぼ倍のチャージでした。日本公演には、ミュージシャンの旅費・宿泊費などが掛かるので、やむを得ないとはいえ、やはり日本は高いと感じます。(また日本の有名なライブハウスは食事なども高い)

観光名所でもあるSaint Peter’s Churchでは、水曜の午後1時から「MIDDY JAZZ MIDTOWN」と呼ばれるライブをやっています。今月も、ピアノのBarry HarrisやボーカルのSheila Jordanなど有名どころが出演していますが、チャージはわずか$10。Saint Peter’s Churchはその名のとおり教会ですから、教会から補助が出ているかもしれませんが、うらやましい限り。

一方、セレブなども御用達の超高級ホテルで有名なThe Carlyle, A Rosewood Hotel内にある、Cafe Carlyleには、ボーカル&ギターのJohn Pizzarelliが出演しています。Cafe Carlyleはウッディ・アレンや著名な映画スターなどが訪れる場所として有名。チャージはUS$85-US$160とびっくりポンの高額です。ニューヨークの奥の深さといったところですね。

②日本人ミュージシャン
今や、ニューヨークおよびその周辺には、多くの日本人ミュージシャンが居ると思いますが、上記の有名クラブで、日本人ミュージシャンで発見できたのは、唯一、ハモンドオルガンの敦賀明子さんだけでした。場所はDzzy’s Clubで、チャージはUS$30。メンバーはGraham Dechter(G)、Jeff Hamilton(Ds)の名手で、最新のCDと同じメンバー。ただ残念ながら彼女の出演は、5月7日の一夜限り。有名ジャズマンの場合、火曜日から日曜日まで6日間の連続出演が一般的ですので、ジャズの本場の厳しさを感じます。(あまり有名でないクラブで何人かの日本人の名前があり、頑張っているようですが・・・)

なお、敦賀明子さんは先月カルテットで来日公演を行い、私は横浜・関内のKamomeで聴きました。久々に心から楽しめたライブでした。Kamomeのチャージは5,000円。Dzzy’s ClubはUS$30ですから、こちらはさほど割高感はありませんね。というか、日本公演はカルテットで他メンバーは、トランペットがJeo Magnarelli、ギターが井上智、ドラムがAkira Tanaと腕利きぞろい。特に、Jeo Magnarelliのことは、これまで知りませんでしたが、素晴らしい演奏を披露してくれました。kamomeは席数も50席程度の大きさで臨場感や客席との一体感もあり、ニューヨークのクラブで聴いているような感じでした。これはCPの高い公演で大満足。

 

1件のコメント

  1. 何気ないお土産をご紹介いただきありがとうございます。やはり、どんな情報紙も所有する人で趣が俄然変わりますね。
    当初、4日間の滞在で最低2つのライブは行こうと張り切っていたのですが、事故で外出自粛となり行けずじまい。トホホなニューヨークでした。次回は必ず行きます。ああ84年のスイートベイジルが懐かしい・・・

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

*