7月4日は何の日か、ご存知ですか?

英語で言うと「The forth of July」。そうです。ジャズの生まれた国、アメリカ合衆国の建国記念日ですね。建国が1776年ですから、今年の「The forth of July」は、建国241年目。ジャズ誕生は19世紀末と言われていますので、ジャズ誕生から120年くらいでしょう。ジャズはアメリカ合衆国の歴史の半分の歴史を刻んだことになりますね。

ここからは、個人的な「The  forth of July」について語ります。

33年前の1984年の7月4日、私は、太平洋保険学校(Insurance School of Pacific)と呼ばれた米国研修の一員としてアメリカに出発しました。メンバーは損害保険業界の若手30名。メンバーの年齢は、最年長が当時39歳、最年少が26歳。私は30歳でした。出発までの5か月間は週に1回程度、アメリカの損害保険事情などの勉強会などを重ねたうえで渡米しました。

7月は大学が夏休みの期間ですから、先ずサンフランシスコ州立大学(San Francisco State University)の学生寮に約5週間泊り、米人講師陣から講義を受け、その後、シカゴ、ハートフォード、ボストン、ニューヨーク、フィラデルフィア、ワシントンの順で各地を巡り、保険会社などを訪問しました。この研修は我々の代が22年目という歴史があり、その後の仕事に役立つものでしたが、何よりも、社会人となってから、仕事を離れて、アメリカで2か月間、同じ釜の飯を食べた仲間との、つき合いが貴重な財産となりました。

この間、私のようなジャズ好き数名は、一流ミュージシャンによる本場のジャズを堪能。この経験は、ジャズ喫茶のマスター稼業でも役立っています。(思い出に残るライブについては、別の機会に紹介予定)

我々は、今も毎年同窓会を開き、参加可能なメンバーが参集していますが、大変残念なことに、お二人が故人となってしまいました。特にM氏は、明るいキャラクターのムードメーカー的な存在で、同窓会の幹事も長く努められた面倒見の良い先輩でした。7月4日が来るたびに、太平洋保険学校での日々を懐かしく想い出すとともに、お元気だったM氏の声や笑顔を想い出してしまいます。・・・合掌