ジャズ批評2019年3月号の「マイ・ベスト・ジャズ・アルバム2018」の「ライター編」でライターデビューしました。
高名な評論家や老舗ジャズ喫茶オーナーなど畏れ多い達人を含む53名の末席に連なり光栄です。(あいうえお順のため私はまさに最後の1ページに載せていただきました)
ーーー<ジャズ批評2019年3月号122ページ>ーーー
定年退職後に横浜(仲町台)でジャズ喫茶TOMMY’S BY THE PARKを営んで5年目。ジャズ歴は47年。ディキシーからコンテンポラリー系まで広く聴いています。剣道(6段)も修行中。ジャズと剣道の日々です。
2018年は、私にとって初プロデュースとなるCDレコーディングをNYで行った記念すべき年となりました。特別な年の個人的な思いも加えて選んだ5枚です。
【1】のブラッド・メルドー、【2】のフレッド・ハーシュは現在のジャズ界を代表するピアニストだけに、それぞれに聴きどころ満載。この2枚はオーソドックスに選定。
【3】はBUNGALOWの中心メンバーとして活躍中の国際派ドラマー、タブラ奏者の大村亘と、米国のトップギタリスト、デイビー・ムーニーの双頭アルバム。他の3人も米国コンテンポラリージャズシーンの強者達。そんな5人が綾なす音楽は、色彩感や浮遊感が溢れ、静謐な情熱を感じさせるもの。米ダウンビート誌で4つ星を獲得。同誌が選ぶ2018年のベスト・アルバムの内の1枚に選ばれた傑作。
【4】は、9年間にわたりハービー・ハンコック・グループのドラマーとして活躍したジーン・ジャクソンの初リーダーアルバム。俊腕ピアニスト、ガブリエル・ゲレロと創造性豊かなベースのカルロ・デ・ローザのトリオの演奏は、【1】【2】に遜色ない出来。
【5】は、私がプロデュース。日経新聞で「ピアノトリオによる正統的なジャズを聴かせる友金まゆみ」と紹介された、聴き飽きのこない自信作。